「〜で」のwithの使い方
◇ 伝えたかった内容
動物が銃で撃たれた
◇ 誤英語
Some animals were shot from a gun.
◇ 伝わった内容
動物が銃から発射された
◇ 訂正英語
Some animals were shot with a gun.
▼ なぜ通じない!?
見てすぐわかる前置詞のミス。fromは「〜から」です。
ちなみに今回のポイントは訂正英語のwith。受身なのでbyと思わず
してしまう人も多いはず。
しかしここでは、byでなく通常withです。
byは「(行為者or原因と考えられるもの)によって」、withは「(道具)によって」
というのが基本の意味。
「銃で」とここでは道具を表すので、byにするとちょっと変になってしまいます。
また、shootは(弾丸・矢などで)撃つ、という意味なので、話の流れではっきり
「銃で」というのがわかるなら、with a gunの部分は省いても大丈夫です。
▼ ひとこと
同じ「〜で/〜によって」でも
by car / by bicycle / by plane
など「乗り物」を表す時は通常byです。
I went back to Fukuoka by ferry. フェリーで福岡に帰りました
これはbyを一番使うパターンですね。
また、このbyの時はa/theは通常つけませんので、注意しましょう。
2004/11/11作成
■編集後記
西部グループ親会社のコクドが野球界からの撤退、西部売却の
意思を固めているようです。
コクドはホテルや旅館37箇所、不動産や自動車道を手がける会社。
子会社の西部鉄道は良く知られていたのに、親会社のコクドがあまり
知られていませんでした。
コクドをわかりやすく言えば、めっちゃめちゃ大きな中小企業みたなもの。
よく知られていなかったのは、株式を上場していないので公開する義務が
ないからというのが大きいようです。
そのコクドが経営不振。バブル崩壊でゴルフ場などのレジャー施設の経営
が悪化し、銀行の融資査定も厳しくなり始めているようです。
なんと、コクドの借金は1兆円以上!
ある専門家曰く、野球チームの西部を売ることで、
「こんなにもお金削減してます!」
と早く銀行側にアピールしたかったからとのこと。
う〜ん。。。
今更言ってもしかたないですが、この話がもっと早く出ていれば
また野球界も違った方向に動いていたはずなのに。。。どうなるんでしょう。。